多様な働き方を後押しするフリーランス協会とは?

フリーランス協会はフリーランスが働きやすい社会になるために、フリーランスの地位向上や社会保障の充実を政府に提言するな、さまざまな活動をしています。ここではフリーランス協会が具体的にどのような活動をしているのか紹介をしていきます。

フリーランス協会とは?

フリーランス協会とは昨今増加しているフリーランスの実態を発信し、フリーランスが健全かつ前向きに活躍できる土壌を作り、柔軟な働き方を望む人にフリーランスという選択肢を提示して、個人の働き方の多様化を後押ししていくことを目的として設立されました。

フリーランス協会が設立された背景

フリーランス協会は2017年に設立されました。設立前年の2016年当時は、安倍内閣による「1億総活躍社会」のプラン策定が始まった年でもあり、働き方の考え方が多様になりつつある年でした。

そんな中、フリーランスやパラレルワーカーなど多様な働き方で活躍できる土壌、つまりフリーランス協会を政府、企業の協力のもとに設立しました。

2016年のフリーランスを取り巻く状況

それではフリーランス協会の設立直前のフリーランスを取り巻く状況について見ていきます。

フリーランスで働く人が急増

フリーランス協会設立の前年、2016年にクラウドソーシングの業界最大手であるランサーズが、2015年に仕事の対価として報酬を受け取った全国3,000名(20〜69歳男女)を対象に「フリーランス実態調査」を行いました。

その結果、広義のフリーランス数(専業、副業、複業、自営業)が1,064万人に達し、2015年と比較して17%増加したと発表します。2016年は会社員以外の働き方収入を得る人が急増した年でした。

鹿児島県奄美市が「フリーランスが最も働きやすい島化計画」を策定

奄美大島の情報通信産業の強化を含めた、奄美大島群島の成長戦略ビジョンを策定しました。そのビジョンのひとつとして「情報(ICT)」を活用し、街の活性化・若者の定住・島内で活躍できるフリーランスを育成する計画を立ち上げます。ここでクラウドソーシングのパイオニアであるランサーズと課題解決のために協定を結びました。

フリーランス協会が行っていること

フリーランス協会は、フリーランスの社会的認知を広めたり、社会保障制度などの改正を政府に提言するなどさまざまな活動を行っています。

フリーランスをテーマとしたセミナーなどの開催・情報発信

副業・兼業に従事する人やこれから挑戦したい人を後押しするイベントを多数開催しています。 セミナーの内容は、キャリア形成やスキルアップに役立つセミナー、ワークライフバランスなど、資金調達など多岐にわたります。

フリーランスの事業支援・ベネフィットプランの開発

フリーランス向けベネフィットプランの開発(ローンや融資、人間ドック、保険など)や事業支援サービス(会計・事務サポートや、法務相談など)と提携するなど支援体制を整えました。

フリーランスの社会保障や制度、税制の改善・向上に向けた政策を提言

会社員が前提となっている社会保障制度を多様な働き方にも対応したセーフティーネットの整備や税制の変更など、中立な社会保障の再編を政府・地方自治体に積極的に提言をしています。

また契約書の締結拒否や報酬未払い、支払遅延などのトラブル回避のため、公正取引委員会と協力し、フリーランスと企業の取引も独占禁止法の対象に含めることに成功しました。

その他にもフリーランス個人の自助によるスキル開発を公的に支援、民間の金融機関による個人向け資金調達の手段の整備などを訴えています。

フリーランス協会の有料会員サービス

一般会員(有料)対象のサービスには、以下のようなさまざまなサービスが用意されています。

賠償責任保険(自動加入)

フリーランスとしての業務上で発生したトラブルに対応した国内唯一の保険です。

業務遂行中の対物・対人事故やもう品物の瑕疵、著作権侵害や情報漏えいなどの賠償リスクに備えた補償です。損保ジャパン日本興亜を含む国内大手4社による共同保険となっています。

所得補償制度(任意加入)

所得保険制度に加入していれば、万が一ケガや病気で働けなくなったときに喪失所得として保険金を受け取れます。一般会員なら個人で加入するよりも40%割り引きの料金で加入できます。

保険以外にも会計ソフト「freee」の優待や銀行、クレジットカードの優遇、法律相談の料金割引、キャリア支援などさまざまなサービスを優待価格で利用できます。

フリーランス協会に入るメリット・デメリット

スキルアップ、キャリアアップ支援の場がある

フリーランスとして活動する中で高めたいと感じる専門スキルやビジネススキルなどフリーランスの声を元にセミナーを実施し、スキルアップやキャリアアップ支援に力を入れています。

信頼性向上のための支援がある

フリーランスとして活動する上でクライアントとなる企業からの信頼性を向上させるための支援を行っています。

事業支援サービスが充実している

報酬や経費などの会計業務や事務サポートのほか、トラブルに関する法務相談などの支援サービス行っています。

ベネフィットプランがある

フリーランス協会はフリーランス向けのベネフィットプランを開発し、会社員が受けている人間ドックや保険、融資などの福利厚生があります。

デメリット

住んでいる場所で福利厚生として利用できる施設がない、職種によっては享受できるメリットが少ないなど、個々人によってサービスに差が出る

都内など提携している施設が多い環境に住んでいるなら、日々の生活でメリットを享受できる可能性が高くなりが、地方に住んでいる人はメリットを感じにくいかもしれません。

フリーランス協会の入会の条件と入会する方法

フリーランス協会は原則、誰でも簡単に入会できます。フリーランス協会に入会条件は以下の2点です。

  • フリーランスやパラレルワーカーとして働いている
  • プロフェッショナル としてのフリーランスキャリアや、パラレルキャリアを目指している

現在の職種や経歴などが審査条件になることはありません。ただし一般会員のみ、なりすましを防ぐために身分証明書(健康保険証や運転免許証など)が必要です。

入会に必要な物は、一般会員は、身分証明書・クレジットカードまたはデビットカード、メールアドレスの3点です。一方、無料会員の場合はメールアドレスだけとなっています。申し込みはフリーランス協会の公式サイトから手続きができます。

フリーランス協会の評判や口コミ

良いクチコミ

  • 発注側、受注側とともに賠償責任補償でトラブルに備えられる
  • 1万円という低価格で内容が充実している

悪いクチコミ

  • WELBOXはさまざまなサービスがあるが、思ったより実用的なものは少ない
  • 割引率が低く完全無料になるサービスはほとんどない
  • 入会費、年会費の領収書が出ない

フリーランス協会への加入を検討する際は、評判に加えて自分にとっての必要性を慎重に検討することもおすすめします。

まとめ

このようにフリーランス協会は、フリーランスの社会的地位向上のための活動や制度設計などの政府への提言、フリーランスの支援など、フリーランスとして働く人たちを包括的に支援する活動をしています。

フリーランスとして活動することを想定しているのであれば、一般会員の会員登録は検討する価値があるといえるでしょう。

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